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*** オマーン旅行記 人と人とのふれあいの旅 ***
                                                 小島 弘美
 私とオマーンの出会いは、友人のホームページ(OMAN navi!!)でした。そこに、オマーンのフォート・モスクなどのイラストを描かせてもらっているうちに、すっかりオマーンに慣れ親しんでいました。
 
20071230日、まだ、未明のSEEB INTAIRPORTに降り立ち、自分で描いたイラストをなぞるオマーンの旅が始まりました。

 HOOTA CAVE で洞穴の中の自然が作り出す鍾乳石の芸術に感嘆し、オマーンの代表的フォートである ニズワフォートを見学。 
 続いてミスファ、世界遺産であるビルケットモーズの灌漑施設アフラージを訪れて昔からオマーンの血管ともいわれ人々の生活を支えてきたファラジの知恵に感動。
 
駆け足で代表的な見どころを廻り、海抜2090mの山岳に向かいました。この山岳の村では、少年達に導かれて伺ったオマニーの家で 楽しいひと時を過させていただきました。
 いくつも描いたフォートやキャッスルの中でも 印象深かったハザムフォート。ここでは、イラストに描かせてもらった 銃を持ったオマニーに会うことができ、ポストカードに印刷したイラストを渡すことができました。
 出会ったオマニー達は、
皆さん優しくてオマニカフェやデーツのおもてなしをうけ、どこか懐かしいような気持ちになりました。

 特に印象深かったのは、ウェスタンハジャ−ル山岳の地で出会った人達。そこには、自分がまだ幼かった頃に見た、日本の多くの家庭のような家族関係や、旅人をもてなしてくれる暖かさがありました。
 子供たちの無邪気な笑顔、はにかみながらもカメラに笑顔を向けてくださった
女性たち、短い時間でしたが飼っている山羊や牛などの家畜の話、ヘンナやアクセサリーなどのおしゃれの話などなど沢山の話をしていただきました。
 再会を約束して別れましたが、次に会えるときはあの子供たちはどんなに成長していることでしょう。楽しみでなりません。

 山地に囲まれた港町、首都マスカットの夜の幻想的な美しさ、マトラスークの賑わいや、ライトアップされたフォート、モスク 見所満載のオマーンの旅を寝る間も惜しむようにかけぬけた4日間でしたが、ここで出会ったすべての人達に「楽しい旅の思い出をありがとうございます。また、お会いしましょう」 と伝えたいです。
 オマーンは、優しく豊かな心をくれる国でした。